外観パースと内観パース

外観パースは、背景や周辺の環境と、これから建築される建物との融合の仕方やデザインの再確認をしたり、設計図ではわかりにくい点について、施主等に理解しもらい安心してもらう材料となったりするという役割を果たします。
一方内観パースでは、インテリアや部屋の様式を質感を感じられるように描くことで、その部屋についての臨場感や空気感、自分がその部屋に実際に入ったら感じるであろう気持ちをイメージし、伝えることが出来るという役割を担っています。
そのため、建築物や提示する相手に応じた建築パースを効果的に使うことが、建築パースの目的を果たすうえでは大切なポイントになります。
ただ、この建築パースは、まだ出来ていない建築物を描きますから、実際にあるもののスケッチ画などと違い、設計図から完成図を描き上げなければなりません。
ですから、設計図を読み取る力やイメージ力、背景などの表現力、町並みにどう溶け込むように見せるかという表現力が求められます。
そのため、建築パースを描く人には、実力の他にセンスも問われてきていました。
現在はパソコンソフトを使ったり合成写真を使ったりして、建築パースを描ける人が多くなりましたが、それ以前は建築パースを手で描いていたので、かなり大変だけれどやりがいある仕事という位置づけだったようです。
建築パースを描く人も、専門学校などで専門的なデザインを学んだりしていました。
現在では、インターネットで「建築パース」と検索すれば、多くの建築パース制作の会社や個人事業主が出てくるように、非常に多くの人が建築パースの作成を行なっています。
とはいえ、まだまだ高い表現力と技術力を必要とするものであるということに変わりはありません。
建築パースが効果的に生かせなかったことで、施主に納得出来てもらえないということもあります。
そう見てくると、建築パースの果たす役割というのは、非常に大きいことがよくわかりますね。